話している相手の反応で「自分の口が臭いのではないか?」と不安で悩んでいませんか?
自分の口臭は気付きにくく、知らないうちに周囲の迷惑になっていることも……
口臭の原因はほとんどが口の中だと言われていて、おもに以下の7つが原因です。
- 歯周病
- 舌苔
- 虫歯
- 詰め物・入れ歯
- 鼻や喉の病気
- ストレス
- 消化器系トラブル
しかしそんな口臭も簡単なケアで直せます。
この記事では口臭の原因となる7つの要因と、口臭の直し方を紹介します。
自分でできる口臭チェック方法も紹介しますので、口臭を気にせず会話できるよう日々の予防にお役立ていただけるとうれしいです。
目次
口臭の種類はおもに3つ

口臭は以下の3つに種類に分けられます。
- 生理的口臭
- 飲食物・嗜好品による口臭
- 病的口臭
1.生理的口臭
生理的口臭は誰にでもある臭いです。
- 起床時
- 空腹時
- 緊張時
上記の場合に口臭が強くなる傾向があります。
これは抗菌効果のある唾液量が減ってしまうことで、口内の細菌が増殖するためです。
そのため歯磨きや食事、水分補給をすることで唾液量が増え、口臭を弱められます。
生理的口臭は生活習慣によって改善しますので、治療の必要はありません。
2.飲食物・嗜好品による口臭
臭いの強い食べ物や嗜好品によって、一時的に口臭が強くなることがあります。
たとえば、以下のような飲食物・嗜好品が代表的です。
- ニンニクやネギ
- 酒
- たばこ
これらは一時的に強い口臭を発する原因になりますが、時間経過とともに臭いは薄れます。
3.病的口臭
病的口臭とは鼻や喉など体内の病気からくる臭いです。
- 蓄膿症
- 副鼻腔炎
- 糖尿病
しかし口臭の90%が口内の原因で、おもに以下によるものが代表的です。
- 歯周病
- 虫歯
- 歯垢
- 舌苔
これらが原因となっている口臭は、治療や日々のケアをおこなわないと口臭改善につながりません。
口臭の原因になりやすい7つの要因

口臭の原因になりやすい要因は、以下の7つが考えられます。
- 歯周病
- 舌苔
- 虫歯
- 詰め物・入れ歯
- 鼻や喉の病気
- ストレス
- 消化器系トラブル
おもに口内環境が悪化することで口臭の原因となるため、原因に合わせた治療やケアが必要です。
それぞれの原因について、どれが自分に当てはまるか見ていきましょう。
歯周病
歯周病とは、細菌の感染によって引き起こされる炎症疾患です。
口臭の原因でも多い要因で、歯茎が炎症し出血することもあります。
歯周病初期は気にならないことが多いですが、進行が進むと膿が出て臭いが強くなる傾向です。
また、歯周病は歯茎や歯を支える骨が溶ける病気のため、最悪歯が抜けてしまうこともあります。
舌苔
舌苔とは、舌の表面についている白い苔のことです。
臭いを発する細菌やタンパク質を多く含んでおり、細菌の塊であるため放置しておくと強い臭いを発します。
また以下の場合、舌苔が厚くなる原因になります。
- 体調が悪いとき
- 胃や腸の病気のとき
- 口の中が乾いているとき
多少の舌苔は健康な状態でもありますが、口内環境や体調の変化によって舌苔が厚くなってしまい、強い口臭が出てしまいます。
虫歯
虫歯が進行すると口臭の原因になります。
虫歯が悪化すると歯に穴が空き、空いた穴に食べ物が詰まりやすくなります。
食べ物が歯に残ることで細菌が繁殖し、強い口臭の原因となるのです。
また虫歯が小さいうちは臭いが気になりませんが、虫歯が進行して神経にまで達すると、神経が腐るため口から強い臭いが出ます。
詰め物・入れ歯
歯の詰め物が合っていないと隙間に汚れが溜まり、口臭の原因となります。
特に金属の詰め物は長期間の使用で溶け出しが起こるため、最初は歯に合っていても次第に合わなくなります。
また、入れ歯も歯の隙間に汚れが溜まる原因です。
入れ歯を使用すると歯と歯の間に隙間ができ、その隙間に汚れが溜まることで臭いを発します。
詰め物や入れ歯のお手入れをしっかりしないと、強い口臭の原因となります。
鼻や喉の病気
口臭が強くなる原因として鼻や喉の病気が挙げられます。
鼻や喉の病気はさまざまですが、代表的な病気は以下のとおりです。
- 副鼻腔炎
- 扁桃炎
- 咽頭炎
- 咽頭がん
鼻は喉とつながっているため、副鼻腔炎や咽頭炎などの炎症が起こると、タンパク質を含む血液や膿が口に流れてきます。
そのため、鼻や喉に病気があると、口臭の原因となります。
ストレス
ストレスが口臭を強くする原因となります。
ストレスを感じると唾液の分泌量が減ってしまい、口の中に細菌が増殖するためです。
唾液には抗菌効果があり、唾液の分泌量が正常だと口臭予防の効果があります。
しかし、ストレスを感じることで唾液量が減るため、口の中の細菌が増えやすくなり口臭の原因となってしまうのです。
消化器系トラブル
口臭の原因は90%が口内だと言われていますが、口内を清潔にしても臭いがするのなら消化器系のトラブルが考えられます。
胃や腸の消化が悪くなると食べ物が体内に残ってしまい、残った食べ物の腐敗が進むことで口臭となります。
その場合は腸内環境の改善が必要です。
口臭の直し方7選!日々の予防方法とおすすめ商品を紹介

口臭が気になっている方の多くが、口臭を直したいと考えているでしょう。
ここからはすぐに始められる口臭の直し方や日々の予防方法を紹介します。
以下の方法からできることを実践し、口臭対策を始めましょう。
- 歯をよく磨く
- フロスなどで歯垢を除去する
- 舌苔を除去する
- 歯周病・虫歯を治療する
- よく噛んで唾液量を増やす
- 口の乾燥を防ぐ
- 生活習慣を整える
1, 歯をよく磨く
まずは毎日の歯磨きを入念におこないましょう。
歯磨きは口臭予防の基本で、磨き残しがあると口臭の原因になります。
そのため普段より歯磨きを入念におこなうことをおすすめします。
歯磨きとしっかりおこなうと同時に、歯磨き粉の見直しも有効です。
「NONIOスプラッシュシトラスミント」には、口臭を抑える3つの成分で口臭ケアしてくれます。
- 洗浄成分
- 殺菌成分
- ブレスリフレッシュ成分
また、ステインオフ成分も含まれているため、歯の白さを保つ手助けもしてくれるでしょう。
しっかり歯磨きをおこなうことはもちろん、口臭のもととなる細菌を取り除いてくれる歯磨き粉を選ぶのも口臭予防に効果的です。

2, フロスなどで歯垢を除去する
歯磨きと合わせて、歯の間もきれいにしましょう。
歯の間には汚れが溜まりやすく、臭いの原因となる歯垢ができやすいためです。
歯磨きを入念におこなっても、歯ブラシでは歯の間にブラシが届かず、汚れを落とし切れない場合があります。
そうしたときに役立つのがフロスです。
歯の間に残ってしまった食べカスや付着した歯垢を除去してくれるので、臭いのもとを取り除けます。
フロスは以下の商品がおすすめです。
- リーチデンタルフロス ワックス
- リニカアドバンテージ デンタルフロス
毎日の歯磨きのあと、フロスで歯の間まできれいにしましょう。
3, 舌苔を除去する
口臭の原因になりやすいため、特に意識して舌苔を除去するようにしましょう。
歯磨きやうがいだけでは舌苔は取り除きにくいため、舌ブラシを使うことをおすすめします。
舌ブラシは「NONIO舌クリーナー」がおすすめです。
舌の汚れを浮かせ、ラバー・スクレーバーと呼ばれる部分で舌の汚れを取り除きます。
ヘッドがコンパクトで口の中に入れたときの嘔吐反射を最小限に抑えられるので、初めて舌ブラシを使う人にも使いやすい設計です。
また舌専用クリーニングジェルも併用すれば、汚れをさらに浮かせやすくなります。
研磨剤が含まれていないため、舌を傷つけることなく汚れを除去できるのです。
舌苔を舌ブラシと専用のクリーニングジェルで取り除き、臭いのもとを取り除きましょう。
4, 歯周病・虫歯を治療する
歯茎から出血がある場合は、歯周病の可能性があります。
その場合は歯周病用の歯磨き粉に変えるなど、歯周病対策をしましょう。
歯周病には「システマ ハグキプラス プレミアム ハミガキ」がおすすめです。
高い殺菌成分と歯茎の活性化をサポートしてくれ、抗炎症作用も含まれているので歯茎からの出血を抑えてくれます。
また、フッ素成分も配合されていますから、虫歯予防にも役立ちます。
しかし、虫歯が進行していると治療が必要になるため、日々の口内ケアに加えて歯科医に相談することもおすすめします。
5, よく噛んで唾液量を増やす
普段の食事では噛む回数を増やすよう意識しましょう。
噛む回数を増やすことで唾液の分泌量が増え、口内を清潔に保ってくれます。
唾液には抗菌効果があるため唾液の分泌量が少ないと、口内の細菌が増えてしまいます。
細菌が増えると口臭が強くなってしまうため、唾液量を増やすことは口臭予防に効果的です。
食事中に意識するだけで口臭ケアになりますから、毎日の食事習慣から変えていきましょう。
6, 口の乾燥を防ぐ
口の中が乾燥すると唾液量が減ってしまうため、口臭の原因になります。
食事で噛む回数を増やすことで唾液の分泌量を増やすことはできますが、普段の生活では以下を意識して過ごしてみましょう。
- 鼻呼吸を意識する
- 水分補給をこまめにする
マスクなどをしていると口呼吸になってしまいがちです。
口呼吸は口内が乾燥しやすいので、なるべく鼻呼吸するようにしましょう。
また水分補給も重要です。
口の中を湿らせる程度でも効果がありますから、口の中が乾燥しない程度に水分補給をおこないましょう。
7, 生活習慣を整える
生活習慣を整えることで体内環境が改善され、口臭ケアにつながります。
- 暴飲暴食を辞める
- 刺激物をあまり食べない
- 酒やたばこを控える
胃や腸が荒れないようにする工夫が効果的です。
胃や腸が消化不良を起こしてしまうと、体内に食べ物が残り、残った食べ物の腐敗が進みます。
その腐敗臭が体内を通って口臭となってしまいます。
日々の生活習慣が口臭悪化につながりますから、これを機に生活習慣を意識して整えてみましょう。
女性の口臭はホルモンにも原因がある

女性の場合、いくら口臭に気をつけていても口臭が強くなってしまうことがあります。
口臭にはホルモンのゆらぎが大きく関わっており、時期によってホルモンバランスが変動しやすいのです。
- 生理
- 妊娠中
- 閉経前後
唾液腺はホルモンの影響を受けやすく、上記の時期は唾液が減ってしまいやすいため口臭が強くなる傾向です。
またホルモンのひとつである「エストロゲン」の分泌量が多くなる妊娠中は、歯周菌を繁殖させやすいのです。
人によっては妊娠中のつわりで口内ケアが満足にできないこともありますから、口臭が強くなることもあるでしょう。
簡単なチェック方法で口臭がドブ臭いか確認

自分の口臭には気付きにくいものです。
しかし自分の口臭をどうやってチェックしたらいいのか分からず悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
以下の方法で簡単にチェックできますので、自身の口臭が気になっている方は試してみてください。
- 唾液が臭いか確認する
- 舌が臭いか確認する
- 歯間が臭いか確認する
唾液が臭いか確認する
唾液の臭いは以下の方法で確認できます。
- 手の一部を舐める
- 辞めた箇所が乾くのを待つ
- 乾いた箇所の臭いを嗅ぐ
唾液が臭いと感じたら、口が臭い可能性があります。
舐める箇所はどこでも構いません。
指や手首など、一時的に臭いがついても大丈夫な箇所にしましょう。
舌が臭いか確認する
まずは舌が白くなっているかを確認しましょう。
白くなっているようなら、ティッシュやコットンで舌を拭き取り、臭いを嗅いでみます。
拭き取ったティッシュやコットンが臭いと感じたら、口臭がある可能性があります。
歯間が臭いか確認する
フロスなどで歯の間を掃除し、掃除したフロスの臭いを嗅いでみましょう。
臭いと感じるようなら歯の間に問題があるかもしれません。
歯の間には食べカスや臭いの元となる歯垢が溜まっている可能性があります。
口臭の原因とケア方法まとめ
今回は口臭の原因と直し方を紹介しました。
口臭の原因は以下の7つです。
- 歯周病
- 舌苔
- 虫歯
- 詰め物・入れ歯
- 鼻や喉の病気
- ストレス
- 消化器系トラブル
口臭の原因に合った日々のケアで、口臭改善が見込めます。
口臭を気にせず話せるよう、以下の直し方を試してみてください。
- 歯をよく磨く
- フロスなどで歯垢を除去する
- 舌苔を除去する
- 歯周病・虫歯を治療する
- よく噛んで唾液量を増やす
- 口の乾燥を防ぐ
- 生活習慣を整える